日本の「非就労ビザ」とは？ |  国内の外国人人材なら株式会社メイクワン

日本に滞在するためには、その目的に応じたビザ（在留資格）が必要です。その中でも、「非就労ビザ」は働くことを目的とせず、学ぶことや短期間滞在するために設けられたビザです。
今回は、非就労ビザの種類、取得方法、そして注意点について初心者にも分かりやすく解説します。

非就労ビザの種類

日本で取得できる非就労ビザには主に次のような種類があります。

1. 文化活動ビザ
   日本の伝統文化や技芸を学ぶためのビザです。例えば、茶道や柔道、陶芸を学びたい方に適しています。
2. 短期滞在ビザ
   観光、親族訪問、会議参加など、90日以内の滞在を目的とするビザです。特に観光で日本を訪れる方に多く利用されています。
3. 留学ビザ
   日本の大学や専門学校、高校などで勉強するためのビザです。アルバイトをする場合には事前に資格外活動許可が必要です。
4. 研修ビザ
   日本企業や団体で知識や技術を学ぶためのビザです。技能実習ビザとは異なり、労働ではなく「学ぶ」ことが目的です。
5. 家族滞在ビザ
   就労ビザを持つ外国人の家族（配偶者や子ども）が日本で生活するためのビザです。生活費を補うためにアルバイトをする場合には、資格外活動許可が必要です。

非就労ビザの取得方法

ビザの種類に応じて申請方法は異なりますが、一般的には以下の流れで進めます。

1. 必要書類を準備する
   各ビザに応じた申請書類を揃えます。例えば、文化活動ビザでは「研究計画書」や「受け入れ証明書」などが必要です。
2. ビザ申請を行う
   出身国の日本大使館・領事館で申請します。日本国内での申請が可能な場合もあります。
3. 審査結果を待つ
   書類が揃っていれば、数週間から1ヶ月程度で結果が通知されます。

注意点

1. 働くことは原則禁止
   非就労ビザを持つ方は、原則として日本で働くことができません。ただし、資格外活動許可を取得すれば、一定条件下でアルバイトが可能です（例：留学生は週28時間以内のアルバイトが認められます）。
2. 不法就労のリスク
   許可なく働くと、不法就労とみなされ、本人や雇用主に罰則が科されます。ルールをしっかり守りましょう。
3. 在留期間を守る
   滞在期限を超えると不法滞在となります。延長が必要な場合は、早めに出入国在留管理局で手続きを行いましょう。

まとめ

非就労ビザは、日本で文化や学問を学んだり、短期間滞在するための大切な制度です。それぞれのビザには目的やルールがあります。
一部資格外活動許可を得ることで雇用することはできますが、ルールをしっかり確認し守ることが重要です。