特定技能人材の受け入れ人数とは?
2024.11.28新着情報一覧
現在多くの企業で受け入れが検討されている特定技能制度。
こちらの制度には、受け入れ目標や受け入れ人数の制限があることはご存じでしょうか。
今回は特定技能人材の受け入れ目標や受け入れ人数の制限、その理由についてまとめていきます。
どのくらいの外国人が受け入れられるの?
日本政府は2024年度からの5年間で、最大82万人の特定技能外国人を受け入れる計画を立てています。
分野ごとに目標人数が設定されており、例えば以下のような人数が見込まれています。
- 介護分野:135,000人
- ビルクリーニング分野:37,000人
- 工業製品製造業分野:173,300人
- 建設分野:80,000人
- 造船・舶用工業分野:36,000人
- 自動車整備分野:10,000人
- 航空分野:4,400人
- 宿泊分野:23,000人
- 農業分野:78,000人
- 漁業分野:17,000人
- 飲食料品製造業分野:139,000人
- 外食業分野:53,000人
これらの目標は、各分野の人手不足の状況を考慮して決められています。
制限されている分野とその理由
特定技能の受け入れ人数は基本的に上限がありませんが、以下の分野では一部制限が設けられています。
介護分野
介護施設で働く外国人は、施設内の日本人職員の数を上回らないように制限されています。これは、サービスの質を保ちつつ、外国人職員が働きやすい環境を整えるためです。
建設分野
建設現場で働く外国人の人数は、企業の常勤職員数を基準に制限されています。現場ごとの安全管理や雇用条件を守るためです。
なぜ制限が必要なの?
特定技能外国人の受け入れには、以下のような理由で制限が設けられています。
- 適切な労働環境の確保:外国人労働者が過酷な環境で働かないようにするため
- サービスの質の維持:介護や建設などの分野では、質の高いサービスを提供するために人数管理が必要
- 雇用の安定化:現場ごとの雇用状況に合わせて調整することで、労働トラブルを防ぐため
まとめ
特定技能制度は、日本の人手不足を補う重要な仕組みです。受け入れ人数や制限はありますが、これは外国人労働者が安心して働き、業務の質を保つためのものです。
この制度を通じて、日本で新たなキャリアを築くチャンスが広がっています。
制度の内容をしっかり理解し、運用を進めていくことが重要です。