12月が始まりました!!
2024.12.02新着情報一覧
今日から12月が始まりましたね!(正確には昨日からですが…)
もう12月なのか、年末なのかとうれしさよりも戸惑いが大きいです笑
12月といえば、「師走(しわす)」という独特な呼び名が使われる季節ですね。日本の古来からの文化や風習を反映したこの言葉には、どんな意味が込められているのでしょうか?
普段は特定技能やその他在留資格について等の情報発信をしている当ホームページですが、今回は趣向を変えて「師走」の由来や意味、関連する説を詳しく解説します!
1. 師走とは?
「師走」は、旧暦の12月を指す言葉で、現代でも年末を意味する季節感のある表現として使われています。「師走」の語源や由来については諸説ありますが、いずれも日本の年中行事や生活の忙しさに深く関係しています。
2. 師走の由来と代表的な説
● 師が走る説
「師」とは、仏教で僧侶を指します。12月は年末の行事や法要が増え、僧侶たちが忙しく駆け回る様子から、「師が走る」という表現が生まれました。この説は最も有名で、多くの人々に親しまれています。
現代風に言えば、年末は大掃除や仕事の締め切りなどで私たちも忙しくなるため、まさに「走り回る」という感覚に通じますね。
● 古語「しはす(年果つ)」が語源説
「しはす」は「年果つ(としかつ)」という意味の古語で、「年が終わる」という表現が由来とされています。年末に向けて1年が締めくくられる時期を指しており、「師走」という言葉が後に生まれたとも言われています。
● 当て字説
「師走」の漢字は後から当てられたものであり、もともとは「しはす」という音に意味を持たせるために考案されたとする説もあります。この説では、文字そのものよりも言葉の響きや意味が重視されていたと考えられます。
● 年末の忙しさに由来する説
12月は現代でも「忙しい月」というイメージが強いですが、昔も同様でした。お正月の準備や年中行事、収穫物の整理など、人々が年末に向けて慌ただしくなる様子から、「走る」という表現が用いられたのではないかとされています。
3. 師走と日本の年中行事
「師走」の由来を理解するためには、年末の行事を知ることも大切です。たとえば、以下のような行事が行われていました:
- 年越しの準備:お正月に向けた大掃除や食材の準備。
- 法要:家族や地域での年末のお祈りや法事。
- 農作物の整理:収穫後の片付けや貯蔵作業。
これらの伝統行事が忙しさを象徴し、「走る」という言葉が使われる理由にもつながっています。
4. 現代における師走の意味
現代の師走も、昔と同じように忙しい時期です。仕事の締めくくり、忘年会、大掃除など、年末特有のイベントが続きます。一方で、この忙しい時期にこそ家族や友人との時間を大切にし、1年を振り返る機会を作るのも大切ですね。
5. 師走に込められた思い
「師走」という言葉は、ただの月の名前以上に、日本の文化や生活を象徴する特別な言葉です。その響きの中には、忙しさだけでなく、1年を締めくくり、新しい年を迎える準備をするという意味が込められています。
まとめ
「師走」の語源や由来を知ることで、12月の過ごし方が少し変わるかもしれません。忙しい時期ではありますが、心にゆとりを持ちながら、この特別な月を楽しんでみてはいかがでしょうか?